金環日食。
今朝は早くから人間たちがソワソワしていた。
なんでも９３２年ぶりの金環日食らしい。
９３２年ぶり・・・？そっちのほうが天文学的数字だろうよ。
日食グラスをしっかり用意していた人間のお母さん。
さすがＡ型人間。準備怠りない。
お母さんにはもう一つの楽しみがあったみたいだ。
動物が普段とは違う行動をするかも知れないと、
テレビで観たもんだから、オレたちに何か変わった行動を期待していた。
でもさ、考えてもみろよ。
野良猫ならまだしも、オレたち完全室内の箱入りだぜ。
そんな自然界の不思議に体がついてくはずないよ。
トムなんていつもと同じバンザイポーズで寝てるし。
ぽんこは元ノラだから、もしや！？と思ったけど、
飼い犬歴４年半。
野生の感性はとっくになくなってる様子。
オレは・・・
バタバタ落ち着きない人間たちに蹴飛ばされないように、
隅っこでじっとしていた。
肝心の金環日食は、途中雲に覆われ、
我が家の人間たちをイラっとさせたけど、
金環の瞬間を迎える少し前から、雲も切れ始めた。
大きいお兄ちゃん４０５は、何度も肉眼で見ようとするから、
お母さんに注意されたけど、
「どんだけフライ捕る時に太陽見てると思ってんだよ！」と一蹴。
野球小僧、怖いものなし！
大騒ぎしてたお姉ちゃんも、金環の瞬間以降、
「もう飽きた！」と観測放棄。
飽きたって・・・(-"-)
