プテラの思い出。
プテラがいなくなって、ちょっと肩の荷がおりた人間のお母さん。
短い間だったけど、プテラのお世話がすっかり身についてしまって、
朝、ケージがあった場所をつい見てしまう。
ベランダの窓を開ける時、プテラが脱走しないよう注意してたから、
もういないプテラが近くにいないか確認してしまう。
外出先から帰った時も、脱走しないように、ドアをそっと開ける癖がぬけない。
まだまだプテラとの日々が、体にしみ付いて抜けきらない。
ゴハンの気配に、眠い目を無理矢理開けて、出てきたりした。
お母さんがトイレに入ると、後追いして、
ドアの隙間から小さい手が見え隠れした。
トライアル、うまくいくのが良いに決まってるけど、
お母さんとお姉ちゃんの寂しがりようったら。
オレ、見てられない。